今日から
郷里(ふるさと)にあるギャラリー奏風にて
姉川佳代子展
平成21年10月7日〜25日(月&火は休館)まで開催します。
姉川佳代子ガラス絵展
〜水をテーマに〜
Legend of water
川で遊んだ子供時代、その水の流れを飽きもせず見入っていたものだ。その水が私達の命の水ということを自覚して久しい。この一帯の生活水源が久留里の小櫃川の支流であり、またこの町の生活水は地下から湧き出る生きた水という、二重に水に恵まれた稀有な町である。
穏やかな水面の姿を見せている時は人の心を和ませ、集わせ、親しみを与えてくれるが、大雨や雪害や深霧となった時は恐怖を抱かせ生き物に距離を置く存在となる。水はいろいろなドラマを生む。そして伝説化して時代を流れる。
旧川俣屋の廃材になる運命だったガラスの棚板を見た時、どうしても水と
この町を結ぶ作品を創りたくなった。ほこりと汚れにまみれていたガラスを
水≠使ってみがく時、また不思議さを想った。いつも水である。太古からの私達はずっと水に生かされている。これから先も美しい水が絶えることのないよう願っている。